虫歯になり、歯科医院で治療する際に、通常、虫歯部分を削ってその削った部分にふたをするためにかぶせ物(補綴物)をします。
その被せ物(補綴物)の素材について、ちゃんとした知識を持ち、自分が行なう治療に対して最良の材質を選ぶことができる歯科医師は、意外に少ない、ということもご理解いただければと思います。
歯科医師自身が、自分が行う治療に使う材質のことを良く理解しているということは重要なポイントです。
例えば、歯を削った部分に詰める詰め物ひとつにしても、その材料は、どういう材質でできているのか、口の中に入れ続けることで将来どのような変化が起こりうるのか、また入れる材料同士の相性はどうなのか?
レジン(歯に入れる詰め物の材料)とは一体どういう材質でできているのか?
各メーカーによって中身も違う、相性も違う。メーカーによっては非常に価格の安価なレジンもあります。
しかし、安価には安価な理由が必ずあります。
その歯科医院で使用している歯科材料がどんなものなのか。患者さまにはその事実はまったくわかることはありません。
将来、お口の中に異変を感じた時、その理由は明らかになります。
その事実をはたして治療を行っている歯科医師がきちんと理解して使っているのか?
例えば、最新の審美歯科治療材料である、ジルコニアは、各社メーカーにより特性も違えばそのジルコニアの上に盛り上げるセラミックの相性にも大きな差が出てまいります。
どこの歯の治療にジルコニアを用いていいのか、どのような設計であれば長期の安定が得ることができるのか、それが分かっていなければ破折などのトラブルが起こります。
大学では教えてくれない事実は歯科業界にはたくさんあります。
歯科業界に限らず、どんな職業でも同じだと思いますが、貪欲に学び続ける姿勢がないのであればその職業のプロと言ってはいけないのです。
今、なぜこんなに金属アレルギーの患者さまが多くなってきたのか?
それはもちろん保険診療の弊害もありますが、歯科医師自身が患者さまのお口の中に入れる材料についてきちんとした知識を持ち、取り扱い方を知らなかった、また、知ろうとしなかった、という点に問題があるのではないかと思います。
正しく知れば、その取り扱い方にも慎重になりますし、きちんと患者さまに説明して差しあげることもできます。
吉本歯科医院で行なう治療は、すべて院長吉本彰夫の診断に基づき患者さまのお口の中に入れる歯科材料を決定しております。
歯科技術だけでなく、歯科材料の研究はものすごいスピードで進化しております。
「昔、習った」ではなく、歯科医師は常に「学び続ける」という姿勢が最も大事です。
今日、最高だと思ったことが明日にはもう古い技術だったりするのが医療の世界です。
また逆に、新しいことだけが決して良いわけでもありません。
そのためにも、常に最新の情報、知識を学ばなくてはならないのです。
院長、吉本彰夫は日本歯科理工学会(http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsdmd/)のDental Materials Senior Adviser指導医として常にもっとも新しい知識を学び続けております。
※日本歯科理工学会とは、最先端の歯科材料や器材の研究を行なっている学会です。
最善の材質で、そのかぶせ物をかぶせる際に、さらに吉本歯科医院では特殊な接着技術を用いております。
この接着技術は吉本歯科医院のあらゆる治療に使われております。
正しい歯科材料を選択し、きちんとした接着技術を行なうことができる、これこそ、他医院では決して治らない症例に対しても良い結果を出していけている自信です。